長らくブログを書けていませんでした。
お盆・お彼岸が終わり、少し落ち着きましたので、また再開させていただきます。

現在全国の浄土宗寺院では十夜法要を営んでおります。
もちろん理照寺でも厳修いたします。

では浄土宗の十夜法要はどこが始まりで、いつから営まれているのでしょうか?

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この法会が初めて営まれたのは、今から550年ほど前(永享 年間)、伊勢守平貞経の弟
貞国が、京都の天台宗の真如堂で修したのがその始まりとされています。
その後、明応4年(1495)に、現在浄土宗の大本山の一つになっている鎌倉光明寺
第九世観誉祐崇上人が、後土御門(ごつちみかど)天皇に招かれ、宮中で、阿弥陀経
講義をされ、さらに真如堂の僧といっしょに引声念仏を修し、勅許を得て、光明寺で
法要を行うようになりました。
これが浄土宗でのお十夜の始まりで、今では浄土宗の大切な法要となっています。
<浄土宗ホームページより>
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今回浄土宗の十夜法要の始まりである、鎌倉光明寺へ参拝に行ってまいりました。
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山門では鉦講さんの双盤念仏で参詣者をお迎えくださいます。
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また、山門が特別拝観でき、登らせてもらえます。
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開式時間になると、お導師さんをはじめ、関係者の皆さんが九品寺さんを出発してお練りで
光明寺さんに入られます。
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法要は、関東の声明・引声阿弥陀経としっかり見させていただきました。
(法要中の写真は自粛しました)

また、境内は出店がいっぱい出店しており、縁日のような感じでした。
十夜法要のやり方は地域によっていろいろですが、兎に角浄土宗の十夜法要の始まりで
ある鎌倉光明寺さんにお参りできたことは、非常に勉強になりました。

鎌倉光明寺さんの十夜法要は毎年10月12日~15日までです。
皆さんも観光がてらお参りに行ってみてください。

理照寺副住職 眞譽秀隆